GLOBE Lab.

グローバル化における組織・人事変革コンサルティングと資産設計のポートフォリオデザイン

開疎生活と海外ビジネス。働く場所を問わない時代へ。

2020年3月27日に、一時帰国をしてちょうど1ヶ月が経過。
実は今、香川県郊外にいます。
1ヶ月が経過し、Blogに記しておこうと思います。

3月中旬〜下旬にかけて、家族会議を数回繰り返し、当時タイ(バンコク)では新型コロナウイルスの感染拡大が強まっていたこと、どの環境でも仕事を継続できる環境を創れたこと、もともと4月に日本に帰省すべき事項があったことを踏まえ、家族で一時帰国を決意しました。

当時、羽田はタイからの帰国者は検疫をしていなかったのですが、自主的に公共交通機関は一切使わず、羽田からレンタカーを借りて、そのまま「富士山の麓」で2週間の自主隔離生活をしました。仮に僕達が罹患していた場合、人にうつす可能性があった為、密集する関東周辺は避け、一気に疎開地へ。(うつらないではなく、うつさないマインドで)

富士山麓は、季節外れの雪が降り10cm以上の積雪!極寒だった。。。

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富士山麓で引き籠り。
2週間を無事、健康に乗り越えました。
 

タイに戻れるプランを「3ヶ月後」「半年後」「1年後」と確度換算し、明らかに長期化する確率があったことと、子供の教育(生活)環境を考えた結果、ホテルや仮住まいは避け、香川県の郊外で住居契約して今、家族で住んでいます。(香川県は地元で地の利があったことと、昨年の帰省時に日本でのサテライトオフィス準備をしていた為)

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一時帰国をして、1ヶ月が経過しましたが、この期間、オンラインでの営業や、人事コンサルティングPJTなど、普通にタイとシンガポール案件のビジネスができています。10㎡(6畳)の一室を書斎に変え、この空間から出ていません。(もともと引き籠り体質が功を奏した)

ビジネスデスクを始め家具家電はリース契約。
ネット環境は徹底的に整えた。

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また、この1ヶ月間で考えていることです。
このあたりを定期的に記していこうと思います。

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・なんだかんだ都市圏の人口集中(密度)は変わらないと思うが、地方の更には郊外の開疎地(自然との共存地)へ住む人と完全二極化する。
※「開疎化」と言う言葉は、「シン・ニホン」著者である安宅和人氏の造語。
Withコロナ社会が続くとすれば、これまで少なくとも数千年に渡って人類が進めてきた「密閉(closed)×密(dense)」な価値創造と逆に、「開放(open)×疎(sparse)」に向かうかなり強いトレンドが生まれるだろうという話。

・原油の先物価格がマイナス、世界の中央銀行の金利ゼロ化、新興国からの外貨流出など、世界中でリセッション(景気後退)が長期化する。今は徹底的に固定費を下げる時期。

・オフィス需要は激減する。オフィスはいらなくなった。

 ・テレワークが主流になると、人材マネジメントは「ジョブ型」「成果主義」に移行する。旧来の日本型マネジメントである「能力評価」「年功序列」「空気マネジメント」は通用しなくなった。

・新型コロナウイルスという「黒船」によって、働き方改革は急速に進む。働き方も多様なポートフォリオを組むべき時代へ。